イノウエサトルのブログ

March 9, 2010

メジロの死

新居に引越して2週間目に突入したgazebo house(旧トレコロハウス)。

新居では、様々な事件がおこります。

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空が雲に覆われて冬に戻ったような日が続くこの一週間、ガラス張りの部屋は寒くないかな・・・と気をもんでいた矢先。

Twitterから、gazebo奥様の悲痛なつぶやきが流れてきました。

許可をいただいて、先日の「つぶやき」を引用します。

昼間、1時間ほど外出して帰宅したら、ベランダに二羽のメジロが横たわっていた。片方のコはまだ危篤状態。我が家の窓に激突した模様…

カーテン閉めようか?と息子に聞くと、頑張れって応援すると言うのでそのまま見せていた。すると、急に息子が「ママ!何でもいいからピアノ弾いて!!」「メジロさんに聞こえるように!早く!」 「死んじゃダメだよー」とシクシク泣きはじめた。

僕達のおうち、建てないほうが良かったのかなぁ…と呟く息子に、何と返していいのかわからなかった。明日、メジロさんのお墓作らなきゃ。(略)

その後、危篤状態のメジロさんも他界されたとのこと。

南北両面ガラス張りというgazebo house最大の特徴が、尊い2つの命を奪ってしまったようです。ニ匹は、じゃれ合いながら飛んでいた恋人同士だったのでしょうか。

「僕達のおうち、建てないほうが良かったのかなぁ…」

設計者としては、とても胸が痛む言葉・・・

古代ギリシャ人が建築に植物をあしらったのは、建築という行為が、彼らが神が宿ると信じている自然を犯すことへの贖罪であった、という小咄を持ち出すまでもなく、建築は何らかの形で自然破壊を伴います。

「食べる」という行為は、他の生命の犠牲の上に我々の生が成り立つということを説明しやすいのですが、「住む」ということはそれがなかなか顕在化しません。

鳥が死んだから、ガラス張りにしたのは間違いだった、とは思いませんが、常に意識すべきでありながら、心の片隅に追いやってしまっている問題に気づかせてもらう事件でした。

gazebo奥様とご主人には、お墓の代わりに小さな木を植えませんか?と提案しています。

失われた命が別の命を育むという仕組みを見せてあげることこそが、悲しむお子さんたちのせめてもの慰めに、そして学びになるかと思います。

親自然度の高いgazebo house。ここで育つ二人のお子さんには、自然の優しさも厳しさも感じながら育っていってもらえればと思います。

それはそうと、まずは激突を避ける方法を考えねば。

諸兄の皆様・・・良い知恵をください。

March 7, 2010

古代遺跡のような基礎

長崎市内で午後一番の打ち合わせを経て、西海まで足を運びました。気になって仕方がないツチノコハウス。(いい加減名前変えなきゃ)

ワオ!
ツチノコハウス基礎

途中で寄り道したりして、現場に着いた時には薄暗くなっていました。

しかし、その薄暗さが、立ち上がりの打設を終えたばかりのツチノコハウス基礎を古代遺跡のように演出していました。

どんな物件も、必ず工事中いずれかの段階でトキメク瞬間があります。だけど基礎工事の段階でこんなにトキメいたことはありません。

現場に足を運ぶのがますます楽しみ。

それに、工程を記録しがいのある物件です。

お施主様が記録写真を撮り、ブログにアップしてくださっています。

ツチノコハウスブログ
↑クリック。こちらもお楽しみに。


March 2, 2010

勉強会@モノコト

当事務所は、共同オフィス・モノコトプロジェクトに所属しています。

モノコトでは、空間のシェアにとどまらず知識や知恵、情報を共有して互いを高め合っています。

例えばみんなでまおちゃん応援とか。

まおちゃん応援なう

こういったイレギュラーな集まりに加え、定期的に開催しているのが勉強会、名づけてマンデイギャラリー。

隔週月曜日に広間に集まって、ゲストを迎えたり当番事務所が最近のプロジェクトを発表したりしています。

で、今回はイレギュラーですが本日火曜日にゲストを迎えてお話をしていただきます。

18:00~

@当事務所にて

キャパがないし、あくまで内部の勉強会なのでおおっぴらに広報できずにいますが、当日、このブログを読んで、あと数時間後のことにも関わらず駆けつけれる方はウェルカムです。会費300円。飲み物とお菓子程度がでます。

今日のゲストは・・・

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February 28, 2010

ウミンチュ・イノウエへの道

大学の先輩でもある建築家の大場浩一郎さんに誘われて、2回目のクルージングを楽しんできました。
奇跡の快晴!夜になれば津波が来るかもしれないという、絶妙の一日でした。

クルージング20102028_01

ヨットなど、マリンスポーツには全く縁が無い人生を送ってきました。お金がかかりそうだし、お洒落キャラではないし、サメ怖いし・・・

初めて誘われた時も、「自分はハマラナイ」ことを確認に行くつもりだったのですが・・・

はまりそうだ。妻よ。

ヨット、それもクルーザーと聞くと、ワイン片手に横には水着の美女がいて、優雅なひとときをイメージする方が多いと思うのですが、思いっきり汗臭いスポーツです、コレ。

今回は、レースの練習に同行させていただいたのですが、クルーには大場さんのゲキが飛びます。

「何やってんだオラァ!」的な。

クルージング20102028_02

交わされる会話も、ほとんど理解不能。

ジブがどーの、
トッピングがどーの、
デッドランがどーの・・・

僕は邪魔にならないようにデッキ上をウロウロとするばかり。

でも風に乗り、波を乗り越えて大きなクルーザーを疾走させるのは快感です。

次回は、モノの本を読んで、多少理解した上で参加させていただきたいと思います。

クルージング20102028_03

大場号がある小戸のヨットハーバーは、我が家から車で30分。外環状線という都市高速道路が開通すれば15分ほどで着くであろうところにあります。

朝9:30に家を出て、10:30には洋上に。お昼は能古島の「かもめ食堂」で最高の海鮮料理に舌づつみを打ち、夕方17:00には家に戻る・・・これがクオリティ・オブ・ライフin福岡。

かもめ食堂なう

February 26, 2010

ツチノコハウス基礎配筋

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こんなに複雑なのに・・・完璧な施工。

3/17棟上です!


ツチノコハウス基礎配筋3

それにしても、近所の人は驚いているだろうな・・・

「住宅が建つはずじゃが・・・???」

February 25, 2010

友人自慢 「ひだかしんさく」偏

ひだかしんさく。

元同僚→友人。

年下。

某大学建築学科卒業。

建築パースの達人。

以前住んでいた場所ではご近所さん。

出産直後で動けない嫁の代わりに、頭痛で死にそうな僕を深夜の救急センターに運んでくれた恩人。

夢を語り合える仲。

年下のくせにはっきりとNOを突きつけてくる生意気なやつ。

・・・

そんな彼が、神戸芸術工科大学に招かれて助手に就任しました。

何の分野かというと、アニメーション。

建築界は、彼という才能を失いましたが、アニメーション界は新たな才能を育みつつあります。

彼が「全て」を手がけた自主制作アニメが観れる「ひだかしんさくチャンネル」をご堪能ください。

http://www.youtube.com/user/shinsakuhidaka←クリック!

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February 22, 2010

胸と腹に幸せを感じながら

土日に家をはずした場合、平日に一日は休みをとるように心がけています。なかなかできませんが。

今日は、急遽休みを決意してムスメも家庭保育にし、一緒に過ごしました。

「子供のため」ではなくて「自分のため」なのです。

忙しすぎるご主人に、「子どもが可哀想・・・」とか言ってませんか?奥さん。(みのもんた?)

ちがうんです。一番可哀想なのは、子供と過ごせないお父さんの方なんですよ。

今日は胸と腹に幸せを感じながら、雑務をこなしました。

明日からまた頑張ります。

胸と腹に幸せを感じながら
photo by yome

御礼!

(トレコロハウス改め)gazebo houseの見学会が無事に終了しました。

2日間で合計60組もの方にご来場していただきました。

大抵の方がご家族連れでしたから、人数にしたら恐らく150人は来られたのではないでしょうか。

ご近所さんも沢山こられていました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

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photo by amon

小さなお子さんは、ワックス塗りたての床を滑りまくったり、会場で出会った同じくらいの年の子と一瞬で友達になって追いかけっこしたり・・特にロフトに大興奮。

引渡し前の浜松建設の皆さんと僕たちは冷や冷やものでした。

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photo by amon

自分たちの作ったものを介して色々な方と出会い、お話できるというとても幸せな時間を過ごせました。
見学会の機会を与えてくださったお施主様に感謝します。本当にありがとうございました!

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photo by amon

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February 18, 2010

ついに足場が取れました。

足場が取れました。

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旗竿敷地の通路を奥に進むと・・・

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February 16, 2010

「ルールと価値観」

最近、iphoneで写真を撮ったら、すぐにFlickrという写真サイトにアップロードしています。ということで、Flickrが僕のリアルタイムブログ的様相を帯びてきました。ぜひこちらも定期的にチェックしてみてください。今日は完全にお休みをいただいて、ムスメを連れて空港に行ってきました。

http://www.flickr.com/photos/inouesatoru/

さてさて始まりましたね、冬季オリンピック。ウインタースポーツ音痴の僕としては、唐突に始まったのでびっくりしました。

全然競技のことじゃないんですが・・・

バンクーバーオリンピックでの國母選手が巻き起こした一連の騒動は、競技以上にオリンピックの本質を浮かびあがらせている気がします。

日本選手団公式スーツを着崩すという中高生的発想や、

「結果よりも内容。(滑りを見て)格好いいと思ってもらえればいい。最近のスノーボードはすげぇダセえから」「反省してまーす。」「ちっ、うるせーな」

といった彼の「イタイ」態度や発言よりもカンに触る皆のヒステリックな反応・・・

「でたでた・・・にわかナショナリズム」

だけど、サッカー代表が東アジア選手権で1-3で韓国に敗れたと聞くと

「髪伸ばしたり染めたり!チャラチャラしてっからだろが!代表は全員坊主でやれ!」

あれ?

この自己矛盾に悶々としていたのですが、政治家の河野太郎さんが非常に明快な見解を述べられていて、一読後スッキリしました。

題して「ルールと価値観」

http://www.taro.org/2010/02/post-716.php

ぜひご一読を。

そうそう、「価値観が違う」という理由で一人の人間をここまで追い込もうとするこの感じが僕も気持ち悪いのです。