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クリエイティブツアーvol6 〜建築家・イノウエサトルが見たい風景〜

2013年6月20日


「イノウエさんの視点でツアーを企画したいので、よろしくー。」と、このホームページを作ってくれたデザイン事務所、エフディの石川さんから連絡をいただきました。


最近、人前で話したり、事業をサポートしたり、イベントを企画したり・・・モノづくり以外のアクティビティに関わる機会が増えてきました。


今回はなんと、ツアー企画に携わることになりました。


エフディさんが運営する人気企画「クリエイティブ・ツアー」のVOL.6 をお手伝いをさせていただきます。日時は7/7、七夕の日。


タイトルは「風景をつくるシゴト」〜建築家・イノウエサトルが見たい風景〜
(なんだか気恥ずかしぃ~・・・)


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ふらりと気ままな旅も良いですが、クリエイティブ・ツアーは、「創造的、独創的という視点で九州のさまざまなな町を訪ねる」という強いテーマを持っています。このマニアックなテーマに惹かれ、毎回満員御礼。大盛況とのことです。


僕が特にこのツアーに意義と可能性を感じているのは、観光スポットを「クリエイティブ」な視点で新たに開拓しようという意識です。例えば、「手仕事」に着目すれば、普段は人が訪れることのない、工房や工場などが観光の対象となるでしょう。手仕事という視点でその町の風土や文化を浮き彫りにしてゆく旅になります。


そういう意味でこのツアーは、訪れる町の感じ方、見方を「編集」するようなことだと思うのです。参加者は、一度訪れたことがある場所であっても、このツアーに参加することで今までとは違う視点でその町を捉え直すことができるかもしれません。


ということで、企画を依頼された僕は、旅の・・・訪れる場所の編集者、名付けてツアーエディターとでもいえる役割を担うことになりました。旅に視点を与え、訪れる場所とその意義を設定するのがツアーエディターの役割かな、と解釈しています。


僕なりの視点で定めたツアー行程は、すでにエフディさんのHPで公開されています。申し込みも始まっています。

詳細と申し込みページはこちらです。(←クリックで移動します)


このブログでは、少しずつ、企画段階で僕が考えたことを綴っていきたいと思っています。それは僕の建築に対する考え方を明らかにする作業ともいえます。

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